脳ってはたらき者!
脳は、思考、記憶に深くかかわるほか、呼吸や内臓のはたらきをコントロールしたり、五感でとらえた情報を処理し、それを必要な器官に伝えて行動をおこしたり……と、実に多様なはたらきをしています。
本書では、脳がからだの各部位とどうかかわっているのかを、子ども向けにわかりやすく、楽しいイラストをたっぷり交えて解説します。
■ 商品説明
冒頭では、古代から近現代にいたるまでの世界の医療・手術の歴史(頭蓋骨に大きな孔を開けて手術していた古代の話、麻酔のなかったころの話など)を紹介。第1章では、まず脳のしくみ(構造)をイラストで徹底解剖し、第2章以降で、その脳が、からだの各器官(循環器系、消化器系、感覚器、筋や骨と脳)と、具体的にどうかかわっているかを順に見ていきます。カラフルでユーモラスなイラストと、日常的な例をふんだんに取り入れた解説で、脳とからだが身近に感じられるようになる1冊です。(※小学校4年生以上で習う漢字にはふりがなをふっています)
■ 商品仕様
製品名 | 生命ふしぎ図鑑 脳とからだ-運動、感覚、思考のひみつ- |
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型番 | NS-002 |
JANコード | 9784890139743 |
メーカー | 西村書店 |
製造年 | 2016年 |
【目次】
■古代の穿頭手術から現代の脳手術まで
■第1章 脳を知ろう
脳を分解してみると/脳の深部とそのはたらき/考える脳,感じる脳,動かす脳/灰白質と信号伝達/脳の容器と脳神経/脊髄から出てくる脊髄神経
■第2章 内臓をあやつる脳
脳の指令で呼吸する/酸素を取りこむ/脳から言葉/赤い液体/ドックン,ドックン/からだを守る
■第3章 脳は食いしんぼう
モグモグ,ゴックン/胃腸を通過/どんどん出そう! 老廃物
■第4章 脳は見張り番
脳はすべてを見ているぞ/脳は音も聞いている/味と匂いで感じとる/皮膚にあるセンサー
■第5章 脳は支配する
脳を保護し、からだを支える/骨のつながり――関節/筋の構造とはたらき/皮膚の構造/赤ちゃんの脳
●用語の解説
●さくいん
■著者紹介■
文■スティーブ・パーカー(Steve Parker)
自然・科学専門の文筆家、編集者。ロンドン動物学会の上級科学研究員。バンガー大学にて第一級優等理学学士(動物学)の学位を取得。製薬会社勤務を経て、ロンドン自然史博物館で展示企画にたずさわったあと、Dorling Kindersley社などで編集者として勤務。現在はイギリスのサフォークに住み、フリーランスで執筆活動をする。これまでに手がけた本は300冊にもおよび、児童書から一般書、さらには専門書にいたるまで幅広い。2014年に『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーにも選ばれた『医療の歴史 穿孔:開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史』(千葉喜久枝訳、創元社. 原題:Kill or Cure)など、多数の著作が邦訳されている。
絵■デイビッド・ウェスト(David West)
ロンドンの美術大学でグラフィック・デザインなどの研鑚を積む。児童向けの学習書を中心に多くの本のデザインを手がけ、世界中で刊行されている。本をつくることが何よりの趣味というが、そのほか釣りの愛好家でもある。
訳■井上貴央(いのうえ・たかお)
鳥取大学医学部医学科卒業。医学博士。鳥取大学名誉教授。医療法人真誠会 介護老人保健施設 ゆうとぴあ 施設長。専門は形態解析学。ヒトや動物の骨や臓器の構造をマクロおよびミクロレベルで研究。鳥取県内の弥生人骨に脳が残っていることを発見し、その神経ネットワークを電子顕微鏡でとらえることに成功した。
編・訳書に『からだの構造と機能』『カラー人体解剖学』『ヴォルフ カラー人体解剖学図譜』『生命ふしぎ図鑑 脳のしくみ:4億年の歴史を探る』(すべて西村書店)などがある。